AT-P工法とは

コンクリート橋脚に溝を切削して、溝の中に補強鉄筋を埋め込み、補強鉄筋をエポキシ樹脂で定着させた後、橋脚表面に帯鉄筋を配置して、ポリマーセメントモルタルを巻きたてることにより、コンクリート橋脚の耐震補強を図る工法です。
AT-P工法の特長
補強材が橋脚と一体化して耐力を向上させる
巻立て増厚が RC 巻立て工法の約 1 / 8 、従来の PCM巻立て工法の約 1 / 2 以下に抑えられる。
既設コンクリート内に直接補強鉄筋を埋設することにより、コンクリート断面を増加させることなく、確実に耐荷力向上を図ることができる。
補強による重量増加を大幅に抑えることにより基礎構造および地盤への負担を軽減できる。補強鉄筋を定着させることにより、補強材が橋脚と一体化して耐力を向上させることが可能である。
AT-P工法の流れ
1
下地処理工

2
墨出し工
3
埋設溝切削工

4
基部削孔工

5
埋設溝定着工

6
基部定着工
7
帯鉄筋固定工

8
フレア溶接工

9
保護被覆工

10
端部シール工
